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2022.11.27
【株主総会議事録の書き方】辞任に伴う取締役選任を行う場合
ここでは株主総会における辞任に伴う取締役選任を行う場合の、株主総会議事録の書き方パターンを例示します。
取締役選任議案は株主総会の普通決議なので、出席株主の議決権の過半数の賛成により可決されます。
「即時就任承諾」の形式としていますが、これは被選任者がその場で就任を承諾した旨を記載することにより、登記実務における就任承諾書の添付を不要とするためです。
株主総会議事録_辞任に伴う取締役選任を行う場合
個別審議方式のパターン
第〇号議案 取締役〇名選任の件
議長より、取締役〇〇〇〇は、本定時株主総会終結の時をもって辞任することから、別添の「株主総会招集ご通知」〇頁に記載の通り、下記の取締役候補者〇〇〇〇を選任したい旨の説明があった。
議長が議場にその承認を求めたところ、出席株主の議決権の過半数の賛成をもって原案通り承認可決された。
なお、被選任者はその場で就任を承諾した。
記
取締役候補者:〇〇〇〇
一括審議方式のパターン
第〇号議案 取締役〇名選任の件
議長より、取締役〇〇〇〇は、本定時株主総会終結の時をもって辞任することから、別添の「株主総会招集ご通知」〇頁に記載の通り、下記の取締役候補者〇〇〇〇を選任したい旨の説明があった。
記
取締役候補者:〇〇〇〇
その後、議長は報告事項および決議事項の審議について一括して行うことを説明し、出席株主に質問を求めたところ、株主より、〇〇〇〇〇〇〇〇に関し質問がなされ、議長から、〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇と説明があった。
(質問の分、繰り返し。)
その他に質問はなかったので、以上をもって報告事項および決議事項についての質疑を終了し、各議案の採決に入った。
第〇号議案 取締役〇名選任の件
議長が本議案の賛否を議場に諮ったところ、出席株主の議決権の過半数の賛成があったので、原案通り承認可決された。
なお、被選任者はその場で就任を承諾した。
関連法令
会社法
(選任)
第三百二十九条 役員(取締役、会計参与及び監査役をいう。以下この節、第三百七十一条第四項及び第三百九十四条第三項において同じ。)及び会計監査人は、株主総会の決議によって選任する。
(以下略)
(役員の選任及び解任の株主総会の決議)
第三百四十一条 第三百九条第一項の規定にかかわらず、役員を選任し、又は解任する株主総会の決議は、議決権を行使することができる株主の議決権の過半数(三分の一以上の割合を定款で定めた場合にあっては、その割合以上)を有する株主が出席し、出席した当該株主の議決権の過半数(これを上回る割合を定款で定めた場合にあっては、その割合以上)をもって行わなければならない。
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